調査、研究

社会、それに伴う生活様式が大きく変容していくなか、
これからの「生活者とのつながり方」「場の価値のあり方・つくり方」に関する調査・研究、ソリューション開発に積極的に取り組んでいます。
私たちは、「つながる」ための価値創造と仕組み、それを具現化する「場」での仕掛けについて、ユニークな視点で研究に努めています。
そこでの知見は、企業への提案はもちろん、オープンに情報発信を行っています。

研究のご紹介

新しい時代の新宿をみんなで創る
プラットフォームメディア
「Think!!Shinjuku」

2018年に都市と人をテーマに研究を始め、その内容を発信するために小田急エージェンシーが立ち上げた研究サイトです。
2020年からは、“新宿西口を通して新宿をさらに魅力的に”との想いから、研究とデータを基盤に、「何かを仕掛けたい」「より魅力的にしたい」、そういった想いを持つ人たちと、面白いこと、新しいことを、みんなでつながり考えるアクション創発型プラットフォームメディアへと進化します。
https://thinkshinjuku.com/

「負」を価値に転換する「Renovation of Value」
(価値のリノベーション研究)

あらゆる局面で「負」が常態化する現代社会において、そのような「負」の状況と向き合い、もう一度「人間」にとっての 「価値」とは何かを探求し、リノベーションを試みる必要があると考え、「古さ」「無駄」「無」「コンプレックス」「黒歴史」といった、一見「負」とみなされる事象を価値あるものに「意味転換」する新しいマーケティングの発想法「価値リノベーション(Renovation of Value)」を研究しています。 https://flight-room.com/renovate/

  • 書籍
  • 論文
    • 古谷奈菜・田村高志・増田光一郎・田中咲・水師裕(2019)
      「若者のレトロ商品における利用動機に関する研究-使い捨てフィルムカメラ
      を対象としたノスタルジアと新奇性からの検討」『プロモーショナル・マーケティング研究』https://jpm-inc.jp/wp/wp-content/uploads/2018gakuzitsukenkyu-1-2.pdf
  • 受賞歴
    • 第4回日本プロモーショナル・マーケティング学会研究助成論文「学会賞」

未来の駅からこれからの場と生活者を洞察する「未来の駅」研究

人口減少社会の到来、デジタルイノベーションの大きな波が社会、生活者にいかなる変化をもたらすのか?
今までの常識が、これからの未来にあてはまらないことは容易に予測できます。
それは、今まで交通・街・暮らしの中心であった「駅」も例外ではないでしょう。
私たちは、未来の社会シナリオを洞察し、今後「駅」はどのような価値を持たなくてはならないのかを明らかにするとともに、リアルの「場」のあり方について研究しています。 https://flight-room.com/feature/

※アドバイザー:日本大学法学部(国際マーケティング論)臼井哲也教授

  • 論文
    • 田村高志・吉村寿垣・立花徹也・増田光一郎・甲斐美由紀・臼井哲也(2019)「未来の駅と生活者に関する研究」
      『日経広告研究所報301号・302号』
    • 田村高志・吉村寿垣・立花徹也・増田光一郎・甲斐美由紀・臼井哲也(2020)「未来の駅が創造する価値の研究」
      『日経広告研究所報310号・311号』
  • 発表実績
    • 日本マーケティング学会「第9回マーケティング学会カンファレンス2020」リサーチプロジェクトセッション、「鉄道沿線マーケティング研究会」第1回研究報告会ほか

「若者」にとって魅力的な街とは?「まちぶら部」

「小田急の“まち”に、より多くの若者が魅力を感じてもらうにはどうすればいいだろう?」
そんな想いを持った社内の若手有志メンバーから「まちぶら部」は結成されました。
私たち「まちぶら部」は、若者の「おでかけ意識」に着目し、
若者が「どのようなきっかけで、何を目的に、どんな気持ちで」まちへ出かけるのかを研究し、若者にとって魅力的な“まち”とはどのようなものかを解明していきます。 https://flight-room.com/machibura/

  • 受賞
    • 日本広告学会「クリエーティブ・フォーラム2017」ポスターセッション『MEP』
      *Most Expectative Presentation「最も期待の持てる発表」
  • まちぶら部 Instagram

若者関係人口の獲得・育成メソッド「ゆるさと」研究

近年、定住はせずに特定の地域との関わりを持つ「関係人口」という姿が注目され、
地域側は特に長期的に関わってくれる若い人材を募集しています。
しかし、関係人口という概念はまだ漠然としており、各地域が親和性の高い若者関係人口を的確に把握できる手法はまだ確立されていません。
今後、コロナ禍によって都市から地方への人口流動とその獲得競争が起きることも想定されるなか、各地域が若い人材を獲得・育成できるメソッドを本研究によって確立していきます。https://flight-room.com/article/1513/

  • 受賞
    • 日本マーケティング学会「第9回マーケティング学会カンファレンス2020」ポスターセッション『ベストポスター賞』

SNS社会における好意と共有とは?「サイレントラブ・マーケティング」

昨今、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で発信する人こそが顧客であり、彼らの声が真の声としてマーケティングやコミュニケーション活動に活用されることが多いと思います。
しかし、生活者意識の中には「好きなモノ・コトであっても共有しない」という意識・行動も存在し、
実は「共有しない」という方が、「モノ・コト」に対するエンゲージメントが深いことが分かりました。
昨今のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス=共有意識)を活用したマーケティング活動に対するアンチテーゼ(共有しない意識の存在)を提言し、「真の顧客」の声を拝聴するメソッドを開発していきます。 https://flight-room.com/silentlove/

  • 受賞
    • 日本マーケティング学会「第7回マーケティング学会カンファレンス2018」ポスターセッション『ベストポスター賞』
研究に関してのご質問、講演依頼の問い合わせ先
flight-room@odakyu-ag.co.jp