デジタルサイネージ実証実験
2019.01.09 UP
背景
現状の当社の駅デジタルサイネージは決まった動画しか流せず、外からのデータを取得してコンテンツを変えるなどのリアルタイム性がない。東京2020も控えている中、今後の広告展開においては、データドリブン型広告は必須であり、デジタルを最大限に活かすためにも、その時その場所に則した広告の在り方を模索したいと考えた。
プロジェクトの目的・目標
データドリブン型広告の採用を目指し、様々な情報を「きっかけ」として広告内容を変化させ、広告主が本当に発信したい広告内容、スマホとの連携など、駅利用者に注目されるような広告とは何かを検証し、将来的には「年齢」や「性別」などのプロファイルを取得し、駅を通るお客様に合った広告の配信なども見据えたい。
また、今回の実証実験ではクラウド型システムを採用し、操作性、クラウド上の安全性なども検証し、クラウドの有効性を計ることも目的とした。
企画概要・実施策
クラウドシステムStratosMediaを使用
①気象情報によるコンテンツの自動切換え
②地域の気象情報
③コンテンツのオンデマンド配信
結果・効果
クラウドシステム上での情報のやり取りの安全性は非常に高いこと、端末を選ばずブラウザ上での広告配信作業が可能であること、通信状況もその端末から確認できるため、迅速なトラブル対応が可能であること等が分かった。
一番の検証結果は、「その時、その時間」に則した広告配信の為に、人海戦術でやってきた都度作業が事前の情報登録で簡単に実現可能であること。特殊な広告を実施する際のシステム会社との調整事が最低限で済むことが分かったことである。
今回の実証実験での問題点・検討事項はある程度残ったものの、今後のサイネージ開発におけるポイントを探る上では、有意義な実証実験であった。
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